大学に入学したばかりのあなた。就職活動を始めるあなた。そして、新人社員であるあなたと家庭を今まさに持つといった、これからの人生の大きな岐路に立っているあなたがもし私の目の前にいたとしたら、最大の支援と助言の代わりにこの本を薦めることでしょう。
この本を知ったのは春夏秋冬ブックサプリという様々な本を紹介しておられるブログでした。
本につけられたコメントの『信用は細い糸のようなもので、ひとたび切れると継ぐことは不可能に近い。』という言葉に純粋に惹かれ、その日のうちにアマゾンで検索し、注文したのです。
ビジネスマンの父より息子への30通の手紙から、自分は何を学ぶことができるか期待で心を躍らせながら読み始めましたが・・・
30通、20年間に渡り実業家である父が息子に宛てて書いた手紙を、読み進めるたびに著者へ心からの尊敬と感謝を素直に深めながら、翌日の仕事へ向けて5時間の睡眠という貴重な充電時間を読み終えた後に、たった2時間しかないと気づくまで没頭して読み込んでしまいました。
ビジネスマンの父より息子への30通の手紙は、
公認会計士からスタートさせ、化学会社を経営し七つの企業を立ち上げた父親が自分の息子に対して大学への進学・大学での勉強・就職・仕事の昇進や息子が抱えるトラブル・結婚・経営幹部としての提案など、およそ人生の重要な転機となる各場面で書き綴った30通の手紙から成り立っています。
元が父親から息子に宛てた私的な手紙なので、その文章には父親が息子と共に歩んできた時間を胸に抱きながら、先輩としての時に厳しい助言と、とてつもなく深い愛情がにじみ出ています。
息子の考えを真っ向から否定するのではなく、時には暖かいユーモアを交えながら伝えるアドバイスは、それぞれ自分だけの人生を歩んでいる私やあなたにも深く心に響くことでしょう。私には、ビジネスマンの父より息子への30通の手紙は今進めようとしている事業や生き方に対し、
- 努力をどのように成功に結びつけるか
- 良質の情報を集めるために骨惜しみをするな
- 学び続けることの大切さ
- いつ「退くか」ということを考える重要性
- 自分の信念を守り通す勇気
- 人生からの挑戦を真正面から受け続けることの素晴らしさ
を学ぶことができました。
父親も息子も実業家としての道を歩んでいるので、手紙の内容は主にビジネスの世界を題材にして展開されています。しかし、その内容はあなたが長い長い人生を歩む中で必ずぶつかるであろう壁や祝福、不満を抱く場面でつづられているので、人生における教訓の書としても充実し、心を暖かくしてくれるでしょうし読む人が置かれているそれぞれの状況や立場によって深く反応する場所は違うと思います。それが当然でしょうし、すべての部分においてあたかも自分の父親からの暖かい愛情を感じ取ることができます。
ビジネスマンの父より息子への30通の手紙では、要所要所で数々の偉人の詩や名言を引き合いにだして分かりやすくあなたにメッセージを伝えてくれていますが、心に響く部分はその時によって違うと思います。今回、一番心に響いたのは、著者の息子が中学1年生の頃に書いた詩でした。
みんなが顔をのぞき込んできく なぜ?って ほんとうをいって わからないでもだれだって 手をのばすことはできる
天をつかむつもりで
ぼくにはぼくのやり方があるそしていつか
そこまでいけるかもしれないいま そのためにがんばっている
毎日いろいろなことを考えながらたくさんの問題が待っている
解決するものも しないものも
でもぼくは決して怒ったりしない
悲しくなるのはちょいちょいだけど
決して 決して 怒ったりしないあんまり忙しいのはいやだ
そうなったら やめて仕事にもどるのは 頭を冷やして
楽しい気分になってからきみのやり方は違うだろう でも
ぼくのやり方はこうなんだ
今、あなたが挑戦していることで中々結果がでなくて心細い思いをしているかもしれません。
あるいは、あなたの身の回りの友人や知り合いとはちょっと違う生き方や考えを持っていて、その狭間で心が揺らいでいるかもしれません。
この詩はそんなあなたの誰よりも心強い味方になるのではないでしょうか。
一分も早く、ビジネスマンの父より息子への30通の手紙をあなたが手にとって、不安な心を癒し、勇気付け、胸躍るようなワクワクした気持ちを更に高ぶらせるための本当に貴重な時間を経験してほしいと心から願っています。
記事後記:
ビジネスマンの父より息子への30通の手紙を読み終えてすぐに書いたので、多少表現が大きいかも知れません(汗)
しかし、この本は私にとって数少ない大切な本になったことは事実ですし、この記事を読んでいるあなたに読んでもらいたいと思う気持ちはおそらく10年、20年経っても色あせないと思います。
もし、あなたがビジネスマンの父より息子への30通の手紙を読んだなら、ぜひ感想をコメントして、あなたの気持ちをこの記事を読むほかの人に伝えてほしいと思います。
最後にこの素晴らしい一冊と出会うきっかけを与えてくれたブックサプリさんに心からの感謝を申し上げます。
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